三洋機工は1960年代の初頭から自動組立を手掛け、既に30年以上の実績と経験を持つ自動組立の分野ではパイオニア的な総合設備メーカーです。 自動組立は、単なる省人化だけが目的ではなく、均一で優れた品質の製品を早く生産することを可能にします。私たち三洋機工の仕事は、製品をどのようにして組み立てるかというプロセスのスタディーから始まり、品質保証のための測定検査機能はどうあるべきか、人に優しいマンマシンインターフェイスとは何か、ヒューマンエラーを防止するにはどうしたらよいかなど丹念にコンセプトを練り上げます。そしてそのコンセプトに基づき、メカニズムを創造し、最先端の制御によって機械に生命を与え、生産設備全体をコントロールする生産管理システムなどの情報系を付加して形作っていきます。 ハードウェアからソフトウェアまで一貫したシステムとして、大規模プロジェクトから小さな組立機に至るまで、1台1台の装置を心を込めて設計・製作をするからこそ、私たち三洋機工は「システムの三洋」と呼ばれるのです。 私たちは、常に自動組立分野のトレンドセッターとして、いままで培ってきた豊かな経験と高度な技術力で新時代の自動組立システムを切り拓いています。 |
自動組立という技術は、既製化された技術の寄せ集めだけでは成り立ちません。それは、まさにノウハウの塊と言っても過言ではありません。しかし、この自動組立の技術が基本的な、そして品質の高い小さな技術の集大成であることも一方の真実です。
三洋機工は自動組立システムのリーディングカンパニーとして、多くの基本技術を育ててきました。
これらの基本技術の積み重ねとアプリケーション技術が、ノウハウを生み、組み立てる製品の為に特化された優れた自動組立システムを誕生させているのです。
ここに三洋機工が持つ組立技術の基本要素をご紹介します。
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三洋機工の自動組立装置は、家電製品の小さな部品の組立から、自動車のエンジン・トランスミッション等のユニット組立、そしてエンジン・パワートレインの車体へのデッキングシステム等の大型組立に至るまで幅広い分野に実績を持っております。なかでもエンジン組立の分野では、様々なタイプのエンジンの組立ラインを日本はもちろんのこと、アメリカ・ヨーロッパの多くの自動車メーカーに納入した実績と経験を誇っています。その数は150システムにもなろうとしています。 また、カーエアコンやルームエアコンのコンプレッサーの組立ラインも、実績が多い分野の一つです。ロータリー式・スクロール式・スワッシュプレート(斜板)式などのコンプレッサーの組立ラインは 80システムを越えようとしています。そして、これらのラインに設置される専用機(組立機械)や単独の設備の数は数え切れません。 これらの経験で培われてきた社内技術とノウハウこそが三洋機工の貴重な財産です。 自動組立は、単に部品を組み合わせて組み立てるのではなく、高い最終品質を確保するため、 組み立て対象物(ワーク)を測定し、検査し、調整して組み立てていきます。 私たち三洋機工が作り出す組立ラインは、高度な制御技術・測定技術・情報管理技術が一体となったインテリジェントな組立システムです。 → 主な納入実績 をご参照下さい。 |
三洋機工のフリクションローラコンベアは、独自のベベルギアによる駆動方式です。従来のチェーン駆動式に比べて様々な点で優れています。
生産性向上、ライン構成の柔軟性に優れる
メンテナンスフリーである
長期間の安定した作動が得られる
その他にも 『低騒音で環境に配慮』 や 『高い安全性が確保できる』 などの特徴がございます。 |
長年の組立設備製造の経験を活かし、三洋機工では他社に真似の出来ない航空機組立設備(例:30軸以上のサーボモーター同期制御による大型パネル結合、機体翼結合装置等)を開発製造しました。今後、航空機産業界でも皆様方の信頼されるパートナーとして新しい時代を切り拓いていきます。 |